飯田地協

労働者の主張を訴えた!「第88回飯伊地区メーデー」

2017-06-15

連合飯田地協他4団体から組織された飯伊地区メーデー実行委員会は、4月29日(祝)に「第88回飯伊地区メーデー」を飯田市内で開催した。晴天に恵まれ、家族連れも散見され、組合員など約1,500人が参加した。
竹村実行委員長(=連合地協議長)は、まず、東日本大震災、熊本地震について、「復旧のスピードは遅く、今でも仮設住宅で不自由な生活を送っている方もいる。震災を風化させないためにも皆さんの意識・気持ちが大切である」とし、改めて息の長い支援を訴えた。また、2017春季生活闘争について、「ここ3年の賃金引上げの取り組みは一定の成果があるとしたものの、未だに経済の自律的成長には向かっていない」とし、「経済の自立的成長、社会の持続性を実現するためにも、所得向上による消費拡大が必要であり、すべての働く者の賃金の底上げ・底支えと格差是正の実現」を訴えた。結びに今後の労働組合活動に対し、「もう一度原点に立ち返り、組織力・統率力を高めていくことが必要。働くことを軸とする安心社会の実現に向け、労働福祉団体があらゆる場面で社会的な責任を果たし、社会的な影響力を与えられるよう、共に頑張りましょう」と締めくくった。式典には来賓として牧野飯田市長も登壇いただき、推薦議員なども駆け付け、市議選のお礼などを述べた。
式典の後には、アトラクションとして、プラカードコンテスト、地元太鼓演奏グループのパフォーマンス、構成組織・地元商店などから提供いただいた賞品を景品とした宝投げを行った。また、会場では飯田地区労福協と地域の生活困窮者支援団体の共催により、フード・ドライブを実施し、缶詰やカップ麺などを提供いただいた。
集会の最後は、シュプレヒコールで労働者の主張を訴え、飯田市街地をデモ行進した。