上伊那地協

介護離職を防ぐために」南信労政事務所と研修会を共催

2017-10-16

上伊那地協は10月12日(木)、社会保険労務士法人アンカーの山本亨氏を講師に迎え、長野県南信労政事務所との共催で「介護離職を防ぐために」と題して労務管理改善リーダー研修会を行いました。(会場:伊那市生涯学習センター)
 高齢化が進み、介護を必要とする方が増加しています。介護に直面した方の中には、やむなく仕事を辞める方も見られ、離職者は年間10万人とも言われています。
研修会では、介護離職を考えたケースと介護休業を取るケースのDVDを見て、その後少人数に分かれ、主人公の取るべき行動や上司の取るべき対応について討議しました。
山本講師からは、「①介護を自分だけで抱え込まない②勤務先の両立支援制度を知る③介護保険等支援サービスの基本を知る④親の事を知る⑤家族と話し合う⑥自分の時間も大切にする。」などのポイントが示されました。介護は何年にもわたることが多いため、介護休業期間だけで何とかなるものではありません。「介護休業は、仕事と介護の両立を整える期間である」という事も学びました。