大北地協

2018年、第89回大北地区メーデー

2018-04-30

連休の初日、天気も最高、所々で、田植え準備の風景が見られる季節を迎えた4月28日(土)サンアルプス大町、大会議室に於いて、8構成組織、15単組、来賓11名に今年は
実行委員として参加いただいた労福協2名の総勢163名
参加で、2018年度、第89回大北地区中央メーデーが開催されました。
山岸実行委員長の挨拶の後、大町市副市長はじめ来賓の方よりそれぞれの立場でご挨拶いただき、これからも連合大北地協、大北地区労組会議、そして大北地区労働者福祉協議会へも協力し、共に力を合わせ連帯を強化し、全力を挙げることを宣言し、団結頑張ろうで式典は終了となりました。
式典の後、大北圏域障害総合支援センター所長の、松井幸夫様より、「障がいと共に生きながら障がいのある方を支える・・」と題して講演をしていただきました。
自分自身も車椅子での生活をしながら、地域の障がいをもつ方を様々な視点から、力強く支えておられます。
知的・精神・発達の障がいや難病を抱えている方が地域で安心して暮らしていけるように、家族や関係する機関と連帯しながら、その人の希望や、状態に合わせた個別の相談をワンストップで、お受けしていること、障害者の就労状況について、(長野県の実態調査をもとに)そして、松井様自身感じる事や想いをお話いただきました。
障害者の就労状況についての実態調査では、(16歳から65歳未満)これまでに仕事をした経験はありますか?の問いに、現在仕事をしている、と答えた方が50.5%になっています、仕事をしたことはあるが、現在はしていないが33.2%となっています。50%以上の方が、何らかの仕事についてはいるものの、30%以上の方は、現在仕事をしていないと回答しています、まだまだ、障害のある方達にとって、生活していくうえで大変な世の中なのだと思います。 私たち健常者が、もっと、障害のある方達の現状を理解することも必要では、と思いました。
好きで、障害者になった方はいません、不幸にも、生まれつき、或は不慮の事故、病気等で、障害を負ってしまった・・自分に障害があったらどうだろうと考えて時、仕事をしたいと思える、強い気持ちが持てだろうか・・障害の程度にもよるのだとおもうが・・と考えてしましました。
講演の後、大町市生活就労支援センター、まいさぽ大町
の栗林、生活相談支援員より「フード・ドライブ活動について」のお話等があり、その後、昨年同様震災被災地等の商品を景品とした、お楽しみ抽選会が行われ、抽選会商品の中から、、トマトジュースは参加賞とし参加者全員に一本づつもっって帰っていただき
第89回大北地区メーデーは全て終了となりました。
ことしは、会場内で設問に関する回答をYES・NO.をシールで回答いただくアンケートを大北地区でも参加者にご協力いただきました。
健常者も障害者もそれぞれの立場で普通に一緒に仕事ができるように、皆が笑顔で暮らせて行ける世の中になったらいいなぁとつくづく感じた1日でした。
私達は益々、構成組織、地域協議会一体となって、労働問題等の改善に向けて、地区労福協と協力し労働者福祉等の問題の改善に向けて、精一杯頑張ってまいります。
障害者の就労の問題等、何をどうしていったらいいのか等、考えさせられる課題はまだまだいっぱいです。