飯田地協

第89回飯伊地区メーデー

2018-04-28

連合飯田地協他5団体で組織された飯伊地区メーデー実行委員会は、4月28日(土)に「第89回飯伊地区メーデー」を飯田市内で開催した。晴天に恵まれ、組合員など約1300人が参加した。
 竹村実行委員長(連合飯田地協議長)は、まず、東日本大震災、熊本地震について「東日本大震災から7年、熊本地震から2年が経過したが、復興のスピードは遅く、多くの方が今なお仮設住宅で不自由な生活を送っている。震災を風化させないためにも、皆さんの意識・気持ちが大切」とし改めて息の長い支援を訴えた。また、働き方改革関連法案について「法案の根拠となる厚生労働省のデータ異常値問題が発覚し、裁量労働制の対象拡大は削除されたが、もう一つの柱である高度プロフェッショナル制度は、長時間労働の規制と抱き合わせにしており、連合は認める訳に行かない。不条理に対してしっかり意見していかなければならない」と訴えた。結びに、今後の労働組合活動に対し「連合を中心とする労働福祉団体は社会運動として共感を呼ぶ行動を展開することが一番の発信力であり、それこそが“暮らしの底上げ運動”である。私たちが目指す“働くことを軸とする安心社会”の実現に向けて、労働福祉団体があらゆる場面で社会的な責任を果たし、社会的影響力を与えられるよう共に頑張ろう」と締めくくった。また、来賓として飯田市長を始め推薦議員など12名の方に出席いただいた。
 アトラクションでは、プラカードコンテストやベースボーカリスト「OKAPY」によるライブ演奏、地元のダンスグループ「しなの大和」のよさこいダンス、宝投げ等を行い、会場をにぎわせた。また、飯田地区労福協によるフード・ドライブを実施し、缶詰やカップ麺など昨年より大幅に回収することができ、活動の浸透を実感できるものとなった。
 最後に、賃金底上げ・長時間労働是正・震災の復興支援などを訴えるデモ行進を行った。