上伊那地協

労務管理改善リーダー研修会を開催

2018-10-09

上伊那地協は10月4日(木)、長野産業保健総合支援センターより両立支援促進員の矢口敏子氏を講師に迎え、長野県南信労政事務所と共催で「治療しながら働く時代へ」と題して労務管理改善リーダー研修会を行いました。(会場:伊那市防災コミュニティセンター)
 総務省の日本の人口推移によると、50年後に日本の就労人口は、ほぼ半減すると予測されており、シニアと女性が働かないと成り立たない社会になると言われています。高齢化が進み、病気治療と仕事を両立しなければならない状況が増え続けると言われる中、医療の進歩により復職できるケースもまた、増えているようです。
 研修会では、がん治療のため休職した後に復職する実際のケースについてDVDを見て理解し、厚生労働省が出した「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」について説明を受けました。ガイドラインは、インターネットでダウンロードができるそうです。
時短勤務制度を導入できれば、3人中2人以上のがんサバイバーが復職できるという研究結果も教えていただきました。労働組合としても、病気で休職した社員への対応が問われます。