会長挨拶

 不易流行の体現により、「十人十色の幸せ探し」を

連合長野は、本年2月28日に結成30周年を迎えます。1990年の結成以降、すべての働く者・生活者の立場に立ち、集団的労使関係の確立と拡大、雇用・労働条件の維持向上、医療・年金・教育・環境などくらしの安全・安心にかかわる政策提言、自然災害の復興支援など、広範な運動に取り組んでまいりました。

また、長野県内10カ所の地域協議会にて、地域に働き、生活するものが連帯し協力し合える「拠り所」となるべく、地域に根ざした顔の見える活動を展開しています。

日々働き暮らしていくうえでのお困りが多様化する現在、対話と共感の積み重ねで主体的に新たな共感をつくりだしていかなくてはなりません。

時代の大きな転換期にあっては、社会全体にとって何が共通の価値であるかを見極めたうえで、適時に判断し行動することが重要です。

私たちは、すべての働く仲間、働くことを願う仲間の思いを結びつけ、新しい社会のかたちを切りひらいていくため、30周年の節目に策定した「連合ビジョン『働くことを軸とする安心社会 -まもる・つなぐ・創り出す』」への扉を切り拓いていく覚悟です。

連合長野は、これからも不易流行の体現により、「十人十色の幸せ探し」を追い求め、働く仲間 一人ひとりの参加のもと、安心社会に向けた広がりのある運動を積み上げてまいります。

すべての働く仲間の皆さん、私たちとともに手を組みながら、より良い職場、より良い社会をつくっていきましょう。

  

日本労働組合総連合会長野県連合会 会長 根橋 美津人