上伊那地協

「満蒙開拓平和記念館」の見学

2022-09-05

上伊那地協は9月3日(土)、本年の平和活動の取り組みとして、阿智村の「満蒙開拓平和記念館」を訪れました。今回は新型コロナ感染症の拡大状況を考慮し、地協四役を中心に12名での訪問となりましました。
ほぼ全員が初めての訪問ということで、そもそも“満蒙開拓”とは何か?概要をまとめたDVDを視聴してから、館内の写真や資料、映像など展示品を見学。その後、記念館事務局長の三沢亜紀さんより学習講話を拝聴しました。
かつて国策として、日本から約27万人の農業移民が旧満州(中国東北部)へ送り出され、多くの犠牲者を出しました。長野県は全国で一番多くの開拓団員を送り出しています。それなのに、この歴史については知らない人が多い。なぜ知らない人が多いのか?三沢さんの講話の中でも問いかけがありました。それは、「振り返るには不都合な歴史」だからかもしれません。今回の平和学習では、不都合な歴史だとしても「語り継ぐべき歴史の一端」に触れた思いがしました。