木曽地協
第86回木曽地区メーデーの開催(その1)
2015-05-08
第86回木曽地区メーデーは、“働く者の連帯で、「ゆとり・豊かさ・公正な社会」を実現し、自由で平和な世界をつくろう”をメインスローガンとして、5月1日木曽郡上松町ひのきの里総合文化センターに、約300名が結集し開催した。
小栗メーデー実行委員長(連合木曽地域協議会議長)の主催者挨拶は、実行委員長が壇上から降りて客席に回りながら「労働組合について考えたことありますか」と問いかけた。
各職場のさまざまな問題を、社員一人ではなく働く人の代表という立場で、雇う側と対等に話し合える「集団的労使関係」を築き、働く人の意見を、職場に反映させることが可能になる。賃金問題だけでなく、職場の安全衛生も重要で、快適な労働環境でワークライフバランスが充実すれば仕事も効率的に進む。職場の労働組合が労使協議で解決できないような課題もあり、「労働基準法等の一部を改正する法律案」のような働く者をないがしろにする制度は、私たち労働者が断固として反対しなければならない。
この対象者は労働時間に関する基本的かつ最低限のルールの保護さえ受けられなくなる中で、使用者から成果を強く求められれば、さらなる長時間労働をせざるをえなくなり労働者の健康被害へ繋がるのは明らかである。また、長時間労働抑止策を法的強制力のある形になっていないことも問題で、“過労死ゼロ”の実現に向けて頑張らなければならない。
本日ここに集まったのもひとつの団結力であり、働く者のこの団結力を生かし、「働くことを軸とする安心社会」の実現に共にがんばろう。
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