上伊那地協

日本聴導犬協会の視察

2015-05-20

5月18日(月)連合長野国民運動環境委員会による「ふれ愛資金」寄贈先視察が上伊那管内で行われました。
訪問先は2008年に宮田村に建設された聴導犬・介助犬の育成施設「社会福祉法人日本聴導犬協会」です。こちらの施設には、ふれあい資金から「訓練施設の安全確保柵」と「屋外訓練場整備のための植栽」費用が寄贈されています。この他、電力総連では女性委員会の皆さんがバザー収益金を寄付したり、JAM甲信青年女性協議会の皆さんがボランティア活動を行うなど、労働組合も多くの関わりを持っている団体です。
施設内では、介助犬がユーザーさんの衣服の着脱を手伝ったり、聴導犬が音を聞いてユーザーさんにタッチして知らせる様子などのデモンストレーションが行われました。また、聴導犬カルちゃんのユーザーでスタッフの村沢さんからは、後ろから呼びかけられても気づかず、無視をしていると誤解された経験を手話で語られ、聴導犬といるだけで周りから理解されるというメリットをお聞きしました。また、生活の中で必要な音を知らせてくれることが、聴覚障害の方にとってどれほど安心感につながるかということを教えて頂きました。
「社会福祉法人日本聴導犬協会」はほとんどの運営費用を寄付金や募金などで賄っています。上伊那地協としても何かお役にたてないか?そう感じて施設を後にしました。