木曽地協

2014春季生活闘争木曽地区総決起集会の開催

2014-03-13

3月6日上松町の木曽勤労者福祉センターに約160名の組合員を集めて、2014春季生活闘争木曽地区総決起集会を開催しました。
主催者を代表して春闘連絡会小栗議長より、今年の春闘のポイントは、すべての組合が月例賃金の引き上げにこだわること、結果にこだわること、働く者の底上げ・格差是正を図ることです。4月からの消費税増税など取り巻く環境は厳しく、確固たる信念を持って諸課題の解決が必要です。私たち労働組合の強みである団結力で、ともにがんばりましょう、の挨拶で本集会が始まりました。
民主党長野4区総支部代表矢崎こうじ氏の激励メッセージ紹介の後、連合長野の中山会長より情勢報告がありました。
 今春闘を実のある物にしないと、私たちの生活が崩れてしまいます。物価の下落より我々の賃金が下がったことは、絶対に受け入れられません。安倍首相は、経営者が労働者を”いかに安く・いかに解雇しやすく”する法律を作ろうとしていることから、今後も情報を共有し断固反対したいし、ぜひ、共にがんばることをお願いします。経営者の考え方を交え、アベノミクスでは賃金が上がらない現在の状況などを、わかりやすく解説していただきました。
 各組合代表者6名による春闘の取り組み状況や職場における問題提起などを含めた決意表明をおこないました。
 森林労連より、国有林の職場は、特別会計から一般会計へ移行したことで、賃金の見直しにより多くの職員の賃金が引き下げられました。職員及び非常勤職員の賃金引き上げなど労働諸条件の改善などを求めています。公務員を取り巻く状況は厳しいですが、黙っていても変わりません。今後も地域の各種集会に積極的に参加します。
 電力総連より、電気事業法の一部を改正する大きな転換期のなかで、電気料金の値上げ、会社経営の効率化など山積する課題に取り組みを行っています。国民生活、経済活動に欠かせない電力の安全安定供給に必要な働く者の使命感と高い現場力を守るため、雇用確保・人材確保・技術の維持などに取り組みます。
 JR連合より、組合員の適正な評価と意欲高揚に成果配分の実施を求め交渉中です。鉄道事業に関わる者として、常に安全で快適なサービスの提供と、事故防止・労災防止を念頭に、そこから働きやすい職場、風通しの良い職場環境作りに取り組みます。会社は厳しい姿勢ですが、安全を見据えた職場からの下支えでがんばります。
 JP労組より、統合した日本郵便の初めての中間決算、株式上場など将来の会社経営基盤と、その成長戦略の原動力となる人への投資の実現が大きな鍵になります。職場集会を開催して共通認識を図り、また、組合員とその家族の署名活動などに取り組みます。
 自治労より、木曽郡内で賃金カットが行われている町村があることから、確実に3月末で終わらせることを文書で回答させるなどの解決を踏まえ、公務員給与、地方財政、雇用と年金などを重点課題として取り組んでいます。各地区で春闘討論集会や長野県本部の臨時大会を開催し重点課題を決議しました。働く者の力・仲間の団結で、この世の中を変えていく高い目標を持ってこの春闘に取り組みます。
 基幹労連より、魅力ある労働条件作りと物づくり産業の競争力強化に好循環の関係があることを基本にして、企業存続のため、確かな将来のため、会社施策に取り組んでいます。今後、更なる会社の安定と発展のためには、組合員の不安解消と生活の安定が不可欠であり、2014春闘では精力的に交渉を進めます。
 力強い決意表明の後には、すべて者の「底上げ・底支え」「格差是正」の実現するため、春季生活闘争を力強く推進を目指した本集会アピールの宣言、春闘連絡会森山副議長の号令による参加者全員の「団結ガンバロー」で、2014春季生活闘争をともに闘うことを誓いました。
 また、集会終了後のメーデー実行委員会では、メーデーの内容や会場周辺の駐車問題などが検討されました。