飯田地協

風薫る青空に勤労者の訴え 第85回飯伊地区メーデー

2014-04-26

連合飯田地協を主体とする第85回飯伊地区メーデー実行委員会は、4月26日(土)に「第85回飯伊地区メーデー」を飯田市内で開催した。晴天にも恵まれ、1,500人を超える家族連れの組合員などが参加した。
式典で中島実行委員長は、東日本大震災、栄村大地震への復興の遅れに対して、息の長い支援を訴えた。また、2014春闘について「賃金改善に拘ってきた。一部では賃金の引き上げが実現しているものの、社会全体の底上げを実現していかなければならない。今回だけの取り組みで終わらせては駄目。この地で企業が存続していくことを考えながら、正規・非正規労働者の均等・均衡な処遇改善をしていかなればならない」とし、政府で論議がされている労働者法制の規制緩和は「労働者が犠牲になる懸念もある、容易に受け入れられない」と訴えた。
式典の後のアトラクションでは、プラカードコンテスト、ストリートダンス、○×クイズ、大声コンテストなどで会場は盛り上がった。今回初めて行った大声コンテストでは、各組合の大声自慢がエントリーし、晴天の空を突き抜けるような声でスローガンを発した。
デモ行進では、各組織が創意工夫を凝らしたプラカードを持ち、労働者の主張を声高らかに発信した。
また、会場では被災地の物産品販売や各構成組織のバザーや展示、軽食の提供もされ、賑わっていた。