飯田地協

平和への願い~満蒙開拓を学ぶ~

2014-08-30

連合飯田地協は、8月30日(土)に阿智村の「満蒙開拓平和記念館」で平和学習会をおこない、組合員ら60名が参加した。
前段では、自身も身内や友人に満蒙開拓団員をもつ森田恒雄さん(満蒙開拓記念館理事)から、日本がどのように満蒙開拓へと突き進んでいったか、国策として半強制的に開拓団として満州に渡ったこと、若い開拓団員は国に裏切られ現地で徴兵させられたこと、残された女性や子どもはソ連の侵攻や現地民の暴動により生きるために死の逃避行を余儀なくされたことなど、残酷な満蒙開拓団の歴史についてお聞きした。
その後、館内の貴重な当時の記録・資料の見学、証言を記録したDVD鑑賞を通じ、当時の日本の状況や満蒙開拓団の暮らしなどについて、更に理解を深めた。
長野県は全国でも圧倒的に多くの開拓団を送り出し、その中でも飯田・下伊那地域は多くの犠牲者が出ている。我々はこの出来事を、後世へ引き継いでいかなければならない。連合長野はこの趣旨に賛同し、寄付が行われた(寄付の様子は2014/9/1連合長野ブログ)。
連合飯田地協の平和学習会は毎年、下伊那地区平和・人権・環境労働組合と共催でおこなっている。