飯田地協

働く者の連帯で「ゆとり・豊かさ・公正な社会」を実現 第86回飯伊地区メーデー

2015-04-29

連合飯田地協などからなる飯伊地区メーデー実行委員会は、4月29日(祝)に「第86回飯伊地区メーデー」を飯田市内で開いた。
晴天にも恵まれ、家族連れも散見され、組合員など約1,500人が参加した。
中島実行委員長は、「春闘は、一部で昨年以上の賃上げが報じられているが、連合長野の中間集計では全体で昨年並みとなっている。地場の中小企業は逼迫した状況も伝えられ、二極化が見られる」とし、安部政権の成長戦略について、「現在の株高は企業が好業績と言うことではなく、年金積立金が株式へ投入されているから。その恩恵は海外投資家に流れ、我々はリスクが高まるだけ」、「労働分野の規制緩和は、労働者の保護を大きく後退させる」などとし、危険性を訴えた。式典には来賓として牧野飯田市長や推薦議員などが駆け付けられた。
式典の後のアトラクションでは、プラカードコンテスト、ミニライブ、大声コンテスト、構成組織・地元商店などからも商品提供を頂く宝投げを行った。ミニライブは地元の中学生によるサックスアンサンブルと、高校生のフォークソングが披露された。大声コンテストでは、人気キャラクターに扮した出場者のパフォーマンスに、会場が盛り上がった。
集会の最後は、各組織のデコレーションしたプラカードとシュプレヒコールで労働者の主張を訴えて、飯田市街地をデモ行進した。
会場では被災地の物産品販売や、構成組織の商品のバザーや展示、軽食の提供もされ、賑わいを見せた。