飯田地協

平和学習会 ~戦後70年・歴史を語り継ぐ~

2015-08-29

8月29日(土)に連合飯田域協は、下伊那地区平和・人権・環境労働組合会議と共催で、阿智村の満蒙開拓平和記念館で平和学習会を開催し、組合員ら約50名が参加した。
同館運営委員の清水可晴氏から記念館建設の経緯、同事務局長の三沢亜紀氏から満蒙開拓団の歴史について講話がされた。三沢氏は、「満蒙開拓があまりにも過酷で壮絶であったため、その出来事が語り継がれてこなかった。自分自身が考えるきっかけとなって欲しい」と熱く訴え、参加者は真剣な表情で聞き入っていた。
講話の後、当時の記録や資料の見学、証言映像の観照をした。太平洋戦争の終盤の日本の状況や、満蒙開拓団の暮らしと逃避行に追い込まれた様子などについて認識した。
この日は学習会に先立ち、連合長野から戦争の惨事を風化させないためにも継続した支援を行いたいとし、同施設に対して寄付が行われた。
連合飯田地協は、国内で最も多くの犠牲者を出している飯田・下伊那において、このような悲劇があったことを認識し、後世へ引き継ぐ学習会と位置づけ、今年で3回目の開催となる。