飯田地協

外来植物と三六災害を学ぶ「環境学習会」

2016-07-24

連合飯田地協は7月24日(日)に、環境学習会を飯田市川路の「天竜川総合学習館・かわらんべ」で行い、組合員の親子など40名が参加した。
同館職員より、天竜川防災拠点としての施設の説明を受け、ちょうど55年前の昭和36年6月末、伊那谷での大雨により大きな被害をもたらした「三六災害」の映像鑑賞をした。恐ろしい被害状況と今日の風景を重ね、また治水対策の説明に真剣に見入った。
その後、参加者は天竜河原に移り、子供の背丈ほどに生い茂った草地の木々や地面を伝って伸びる「アレチウリ」の駆除に汗を流した。アレチウリは、ツルのように巻き付きながら高木をも覆い尽くして枯死させてしまうため、固有在来種が根こそぎ駆逐されてしまう恐れがあるとして、駆除すべき「特定外来生物」に指定されている。
学習会の最後には、天竜河原で好みの小石を広い、魚や野菜などの想像を膨らませながら親子で思い思いに「石ころアート」を楽んだ。
福澤副議長は「お家に帰ったら、楽しかったことを伝え、三六災害の記憶をおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみて欲しい。いざという時の災害への備えを家族で考えるきっかけにしてもらいたい」と学習会を締めくくった。