飯田地協

新飯田産業センター・S-BIRDでの初開催 「第90回飯伊地区メーデー」

2019-04-27

連合飯田地協他5団体で組織された飯伊地区メーデー実行委員会は、4月27日(土)に「第90回飯伊地区メーデー」を新飯田産業センターのエス・バードで開催した。心配されていた天気も晴天に恵まれ、1000人を超える組合員が参加した。昨年までの風越公園から、飯田市の産業振興と人材育成の拠点として、この春より開所した「S-BIRD」に会場を移し行われた。
 竹村実行委員長(連合飯田地協議長)は、東日本大震災・熊本地震の復興について、「東日本大震災から8年、熊本地震から3年が経過したが、いまだに東北では5万人以上の方が、避難・転居生活を余儀なくされている。震災を風化させないためにも、皆さんの意識・気持ちが大切」とさらなる支援を訴えた。また、2019春闘について、「2014年から5年続いた官製春闘を経団連も否定し、各企業独自の交渉を重視する動きへと舵を取り、政府主導の官製春闘は、影をひそめる形となった。連合もまた、ベースアップの上げ幅にこだわるのではなく、目指すべき具体的な賃金水準を掲げ、その水準金額に到達できるよう、各組織が独自性をもって闘い抜く春闘を打ち出し、展開してきた」と述べた。先般の長野県議会議員選挙にも触れ、「われわれが推薦した小島氏、熊谷氏の両候補の当選を果たすことが出来たことは大変価値のあること。今後は県政との太いパイプを築き、南信州を主張していきたい」と述べた。結びに、「社会運動として、共感をよぶ行動を展開する事が、一番の発信力。“働くことを軸とする安心社会”の実現に向け、労働福祉団体があらゆる場面で社会的な責任を果たし、社会的な影響力を与えられるよう、共に頑張ろう」と締めくくった。
 アトラクションでは、昨年度まで行われていたプラカードコンテストに代わり、単組PR映像コンテストが行われた。14の単組からそれぞれ趣向を凝らした映像の応募があり、会場内をにぎわせた。
その後、昨年までのデモ行進に代わり、賃金底上げ・長時間労働是正・震災の復興支援などを訴える街頭アピールを近くの幹線道路で行った。