大北地協
防災セミナー(神城断層地震から学ぶ)に参加して(大北地区労福協関係)
2015-11-25
マグニチュード6.7の地震が発生してから、間もなく1年を迎える11月20日(金)18:00から、大町市総合福祉センターに於いて、労福協主催の防災セミナー(神城断層地震から学ぶ)「22時8分が伝えるもの」と題し開催されました。
連合地協からも、数名ではありますが、役員が出席し、直接被害に遭われた、当時小谷村に在住されていた内山さんよりパワーポイントを使って、当時の家屋や集落の被害状況等を詳しく、一人に死者も出さずに救援、救助にあたられた小谷村消防団長の深澤さんからは、救助体験を、、そして実際住宅審査を行った全労済職員(松本支所)の太田職員より生活再建保障等のおをしていただき、防災について学びました。
当時小谷村で生活されていた内山さんは、自分達が生まれて今迄生活してきた家が、地震により失ってしまったけれど、山村留学でお世話になったからと、壊れしまった家屋の方付け等にボランティアでかけつけてくれてありがたかった、ただ恐ろしいのは、震災があったことを忘れられてしまう事、と言っています。
現在もまだ、非難生活を余儀なくされている方が、小谷村では23世帯、43名程いるとのことです、あたりまえに生活していたのが、あたりまえではなくなってしまう、何時、自分達の身におこるかわかりません、常日頃、自分達の避難場所の確認、火災、地震等の保障の備え、自治会等とのかかわり等防災意識を高めていかなければと思ったことでした。
核家族化が進み、都会的になった現在、昔ながらの隣組との付き合いが、なかなか難しくなっています。
今回の神城断層地震では、隣組との絆の尊さが、一人の死者も出さずに済んだ結果になっています。
震災から学ぶものは計り知れません、震災があったことを忘れずに、これからもあるであろう、震災に備え、今回セミナーでお聞きしたことを、今後の防災に役立てていければと思っております。
これから2度目の冬を迎えようとしています、本当の復興はこれから、一歩ずつ前に進むしかない、と内山さんは話されます。
私たちも、何時、自分がその立場になるかわかりません、
今回被災された皆さんが、一日でも早く生活のめどが立つことを願って、今回の防災セミナーが終了となりました。
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